どの年代

安納芋が日本で作られるようになったのはいつですか?

日本の四季の中で、秋は「食欲の秋」と呼ばれています。
昔農業が盛んだった日本では、収穫の時期に当たる秋は、とても食材が豊富な時期として大事にされてきました。
いろんな食物を豊富に収穫できる時期でもあり、山の幸、海の幸などいろんなものが豊富にとることができます。
日本各地では収穫を祈るお祭りなどが行われ、食にまつわるにぎやかな季節となります。

秋からおいしく食べられる食材は、本当に多くあります。
中でも、サツマイモは秋から冬にかけておいしく食べられる象徴的な食材です。
今でも昔ながらの石焼き芋が、トラックなどで販売されています。
それを見ると、今年も寒い時期がやってきたなと実感する人もいるのではないでしょうか。

サツマイモの中でも、最も今注目されているのが、安納芋という品種です。

この品種の一番の特徴は、何といっても甘味がとても強いということです。
そしてお芋の中でも、ほくほく食べるのではなく、ねっとり食べられるサツマイモの品種です。
サツマイモというとパサパサして、のどが渇くという人もいます。
しかし安納芋に関しては、ねっとりして滑らかな食感が特徴的です。

そんな今注目の安納芋が、食べ物として食されるようになったのはいつごろでしょうか?

それは1698年元禄11年にさかのぼります。
その時の種子島の19代島主が、琉球王国の王朝に一つの芋をいただいたことが始まりです。

手に入れた種子島の島主は、自分の家臣に芋の栽培を命じます。
そして、栽培法など何度も研究を重ねたうえで、栽培し苦労した結果、今の安納芋が出来上がっています。

栽培方法にもとても苦労して作り上げたこの安納芋は、今種子島のみでしか栽培できないようになっています。
それは、平成10年に安納芋が、商品登録品種苗として認められたからです。

商品登録品種苗とは、種苗法という法律によって定められています。
もし違反した場合は、刑事罰として10年以下の懲役か、1000万円以下の罰金を支払わなくてはいけません。
そのため、平成25年度までは法律によって種子島だけでしか栽培してはいけないことになっています。

苦労を重ねて開発された安納芋は、お芋のうまみが強いため、今ではいろんなものに商品化されています。
安納芋の焼酎は、とてもまろやかで飲みやすいものといわれています。
また安納芋の甘味を生かして、安納芋のプリンなども開発されて販売されています。

平成26年には、種子島以外でも栽培された安納芋が販売されるようになるでしょう。
土壌が変われば味も絶対変わってきます。
そのため、種子島だけで栽培されている安納芋を食べるには、いまが一番のチャンスだといえます。

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